介護福祉士の難易度

データだけではわからない介護福祉士の難易度
介護福祉士になるためには厚生労働大臣が定めた養成施設を修了するか、国家試験に合格する必要があります。
この国家試験は難関とも言われていますが、実際の難易度はどの程度なのでしょうか。
介護福祉士試験の合格率は50%前後
数字だけで見ると決して難関とはいえない合格率となっています。
ですがこの介護福祉士試験は3年以上の実務経験が求められるという非常に厳しい受験資格が設けられています。
誰でも受験できる資格のように「ダメ元で受けてみよう」という受験者がいない分、試験そのもののレベルが高いのです。
そのため50%という合格率は、一概に難易度が低い試験とは言えないのです。
難易度が高いと言われるもう一つの理由
受験者全員がすでに医療・介護の現場で少なからぬ経験を重ねていることを考えれば逆にこの合格率は難易度の高さの証明ともいえるでしょう。

介護福祉士試験の難易度の高さはもうひとつ、試験の解答方式にも表れています。
多肢選択式というもので、解答候補が複数用意されており、その中から正しい答えを複数選択するというものです。
解答を複数選択する択一式に比べてより問題の本質を理解した解答が求められるため、問題そのものの難易度が高いのです。

それに加えて3領域11科目という非常に幅広い試験範囲もあります。
(2013年度から出題基準・試験科目の名称が変更されました。)

試験問題は事例形式で120問出題され、総試験時間数は210分です。全問五肢択一式となっており、60%以上の得点で合格となります。
各科目の出題数は人間と社会16問、介護52問、こころとからだのしくみ40問、総合問題12問が出題され、すべての科目で得点する必要があり、60%以上の点数でも、ひとつでも得点できなかった科目がある場合は不合格となってしまいます。ですから試験対策の際には幅広く勉強を行い、どの科目でもまんべんなく得点できるようにしておかなければならないのです。
実技試験は、課題の総得点の60%程度以上の得点だと合格になります。

このように、介護福祉士試験の難易度は合格率の数字とは裏腹にかなり高いといえます。試験合格を目指す際にはそのつもりで勉強を行う必要があるでしょう。 ケア資格ナビへ