介護福祉士の合格率

合格率から見る、難易度
介護福祉士試験は難関だとよく言われます。
では、実際のところ合格率はどれぐらいになっているのでしょうか。

2009年(平成21年)に実施された試験では合格率は52%、2010年(平成22年)には50.2%と、ここ数年50%を超えていましたが、2011年(平成23年)に行われた試験では48.3%と50%を割りました。しかし受験者数は154,223人、合格者が74,432人と年々増加しています。
この50%前後という数字だけを見ると合格率はかなり高い数字だと判断できるでしょう。

なお、平成元年に実施された介護福祉士試験では合格率は23.2%と非常に低い水準となっていました。
それが翌平成2年では37.1%と急上昇、さらに翌年には47.3%となり、その翌平成4年には50%を突破、以後50%前後で合格率が推移している状況です。
ちなみにこれまでの最高は平成5年の55.1%となっています。
合格率だけではわからない難易度
しかし、この合格率の数字だけで難易度を判定することができないのが介護福祉士試験の難しさです。

その理由は厳しい受験資格。
3年以上の実務経験が求められているため、受験する人はすでに医療・介護に関する知識を少なからず身につけている人ばかりということになります。
ですから、受験資格の制限が少ない他の資格のように「とりあえず受けてみようか」という気軽な感覚の受験者がいないので、高いレベルでの厳しい競争が繰り広げられているのです。

「3年以上、医療・介護の現場で業務に携わってきた受験者のうち半分しか合格できない」 というのはかなりハードルの高い試験といえるでしょう。
対策をしっかり行えば合格できる資格
介護サービスの充実を目指すため政府は介護福祉士の質の向上を目指す方針を打ち出しています。
介護福祉士の資格を取得するための条件を厳しく改正したこともその一環です。
2015年以降にはこれまで自動的に資格を与えられていた養成施設の卒業者に関しても、介護福祉士試験の受験が義務付けられることになっています。

そのため合格率は今後下落することが予想されるほか、試験そのものの難易度も高まるのではないかといわれています。しかし取得不可能な資格ではありません。試験に向けてしっかりと対策をとっておけばハードルを下げることは可能なのです。
介護福祉士を目指す人は現在の合格率が維持されている間、できるだけ早い段階に資格を取得した方がいいでしょう。 ケア資格ナビへ