介護福祉士の国家試験について
介護福祉士は、1987年に創設された比較的新しい、介護業界の国家資格です。この国家資格が注目されるようになったのは介護保険制度の導入以降。高齢化社会、介護に対する関心が高まったことで介護福祉士の役割に関心が集まるようになったのです。
介護福祉士は特別養護老人ホームなどにおいて、介護が必要な人に必要な介護サービスを提供するための専門的な知識と技能が求められます。
この資格を目指すには所定の養成施設を修了するか、実務経験を経たのちに国家試験に合格して登録されるかの選択肢がありました。
試験は誰でも受けることができるわけではなく、受験資格を得るためのハードルが高いことで広く知られています。
しかし法律の改正によって、2015年からはいかなるルートにおいても国家試験の受験が必須となりました。
国家試験の受けるためには実務経験が重要
この国家試験の受験資格において、とくに重要なのが実務経験です。医療・福祉の現場において3年以上の実務経験を積んでいると受験資格を得ることができます。
この期間にはさらに従業期間と従事日数も定められており、従業期間が1095日以上、従業日数が540日以上となっています。
従業期間とはその仕事についていた日数で、この場合、文字通り丸3年となります。一方、従業日数は実際に仕事についていた日数、つまり休日や研修などを除いた日数となります。
ですから場合によっては3年以上勤めていても従事日数を満たしていない場合もあるので注意が必要となります。
国家試験のおもな内容
介護福祉士の国家試験は一次の筆記と二次の実技があります。一次は毎年1月末に、二次は3月上旬に行われます。実技は筆記を合格した場合にのみ受験することができますが、事前に所定の研修を受けることを希望しておくと免除される制度もあります。
最終的な介護福祉士合格発表は3月末となります。
国家試験の実施場所は、一次(筆記)は全国で28ヶ所の会場で実施されますが、二次(実技)は12ヶ所となります。
地方に住んでいる人などは会場のチェックや移動手段・宿泊先なども把握しておく必要があるでしょう。
介護福祉士の国家試験の合格率はここ数年、50%前後で推移しています。開始された当初は20%台だったことを考えると合格しやすい国家資格となっている傾向も見られます。
しかし実務経験を積んだ人たちの中でのこの合格率は消して高くありません。介護福祉士を目指す場合には国家試験の内容をしっかりと把握した上で対策をとることが求められるでしょう。



